素朴な疑問

PCに関して、私がよく聞かれる素朴な疑問です。
私なりに解説してみました。何かのお役に立てばいいな♪


Q1: パソコンのメモリでCL2とかCL3という表記がありますが、あれは何でしょうか?

A: CLとは、英語でCAS Latencyの略称です。簡単に言うと、READコマンドが出されてから実際にデータを取得できるまでのクロック数である。解り易く例を出すと、CL=2とCL=3とでは1.5倍の時間差があるわけです。CL=3で、100MHzのCL=2と同じ時間でデータを読み出すには150MHzの周波数(低い方が高速)を要するわけです。では、なぜにPC133のCL=3の方が高性能なのか。それはSDRAMの特性にあります。SDRAMは「データを連続して読み出す」という特性を持っています。どういう事かと言うと、2個目以降のデータを1クロックで読み出す事ができる。(バースト読み出しと言う)通常は4回連続で行われる。(場合によっては8回)ここで 例を出してみます。100MHzのCL=2の場合、1クロックは10ns。最初の読み出しはREADコマンドを含めて3クロック、以後1クロックで3回データを読み出すので、3+1+1+1=6と6クロックである。10×6=60。つまり60nsで4データ(64bitの場合32Byte)を読み出せる。133MHzのCL=3では、1クロックは7.5ns。最初のデータは4クロックなので、全部で4+1+1+1=7と7クロックになる。7.5ns×7=52.5nsで4データの読み出しが完了する。PC133のCL=3の方が約14%高速なのである。理解していただいたかな? まあ、結論だけ言えば、体感するほどの差はないという事である(笑)

Q2: アナログとデジタルって何?

A: パソコンの情報は基本的にすべてデジタルデータです。一方、私達が普段利用している情報の大部分はアナログデータです。音楽CD・デジタルカメラの映像などは、デジタルです。それに比べ、新聞や文庫などの文字・TV・ビデオ・カセットテープ・電話の音声などはアナログです。デジタルとアナログの違いは、時計を例に説明されるとわかりやすいようです。アナログ時計は、文字盤を針がグルグル回り時刻を示します。一方デジタルは、数字が刻々と変わって時刻を示します。アナログ時計が指している時刻は正確な時間ではありません。針は常に動いています。時計を見る人が「何時何分だ」と決め付けるのです。デジテルは逆に、きっちりと数値で時刻を表示します。6時1分と2分の間という概念はありません。アナログはこれぐらいかな?という所を指している時があるでしょ?
連続的に変化する物をアナログ、対して1、2、3・・と数値的表現するものをデジタルと言う。ちなみに、デジタルデータは情報が数値なので、情報が劣化しないという大きな利点がある。

Q3: Outlook Expressの「CC」と「BCC」って何?

A: これは同報機能と言って、1通のメールを複数の人に一挙に送信する機能の事です。CCはカーボンコピー、BCCはブラインドカーボンコピーの略称。Aさんにメールを送るのだが、Bさんにも一応目を通しておいて欲しい。そんな場合に、宛先を指定する欄の「CC]の所にBさんのアドレスを指定する。メールを受信したAさんは、Bさんにも同じものが送信されている事がわかる。同報した事をAさんに隠したい時には「BCC」のところにBさんのアドレスを指定する。

Q4: 文字化けしたメールを読む方法はあるの?

A: メールの文字化けは、送信した相手の文字コードが違ったり、メールソフトがヘッダーや本文で使われている文字コードをうまく判定する事ができなかった場合、目に見えない制御記号が入り込んで、文字のコードがずれてしまったと言った事が原因で起きる。 こんな時は文字コードを変えたり、文字化けメールを解読するためのWEBサービスを利用すると良い。このサービスは、文字コードを変換する機能があるので、メールソフトが解釈を間違えたメールもきちんと表示してくれる。また、メール全体でけでなく、一部の文字だけが化けている場合は、機種固有のフォントを使用している事が原因。サービスはこちら

Q5: CD-Rディスクの色が違うのはなぜか?

A: まずディスクの裏面の色は、耐光剤や反射剤の色です。この使っている素材が違うと、色も違って見えるのです。特にどれが性能が良いなどとは一概に言えませんが、大事なデータなどにあまり安いメディアは使わないほうが良いでしょう。直射日光にならない場所に保管するようにしましょう。

Q6: WIN98で各種のドライバ更新やシステム設定の変更をすると、再起動を求められます。これを無くす方法はありますか?

A: WIN98のインスト−ル時、全てのコンポーネントがインストールされてない事が原因です。これは、元々そういう物なので仕方ありませんが、対処方法はあります。設定を変えた、もしくは変更した事によってインストールされてないファイルが必要になるので、CD-ROMを求められる訳ですから、最初からCD-ROMの中味をHDDに入れておいてあげればいいわけです。 なるべく1つのフォルダにコピーする事をお勧めします。そしたら、次にインストール元ドライブを変更しないといけません。これを変えないと、CD-ROMを求められる事になります。レジストリを書き変えるのです。まず、[スタート]→[ファイル名を指定して実行]を実行して、regeditと記入してOKを押します。するとレジストリエディタが起動しますので、以下の項目を変更します。
まず、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MicrosoftWindows\CurrentVersion\Setupを開きます。ここにはSourcePathというエントリがあり、CD-ROMドライブがQとすると、Q:\WIN98\という値になっているはずです。これがインストール時に記録された「インストール元ディレクトリ名」です。あとは、この部分を先ほどのCD−ROMの中味をコピーしたフォルダ名に変更してあげれば終わりです。変更後にレジストリエディタを終了し、再起動する事を忘れないように、そうしないと変更内容が有効になりません。

Q7: キーボードの上にあるF1〜12などのファンクション・キーは何に使うのか?

A: ファンクション・キーとは、機能を割り当てて、押すだけでその機能を使う事ができます。通常は以下のようになっています。
F1・・・ヘルプ参照
F2・・・ファイル名の変更
F3・・・ファイルの検索
F5・・・画面などを最新の状態に更新
F6・・・変換前の文字をひらがなに変換
F7・・・変換前の文字を全角カタカナに変換
F8・・・変換前の文字を半角カタカナに変換
F9・・・変換前の文字を全角アルファベットに変換
F10・・・変換前の文字を半角アルファベットに変換

Q8: Windows98の起動ディスクは通常2枚作成されます。これを一枚にまとめる事ができるのですか?

A: できます。起動ディスクの一枚目には、起動に必要なデバイスやドライバなどが含まれ、2枚目にはシステムの修復や診断ツールなどが含まれています。2枚目には3つしかファイルが入っていません。1枚にまとめるには、1枚目から必要ないものは削除し、2枚目の内容をコピーする必要があります。1枚目のディスクから削除するファイルは、使用しているマシンの環境によって異なりますが、SCSI用のCD-ROMドライバが複数入っているので、ATAPI接続のCD-ROMをしようしている場合、これは必要ありません。まず、アダプテックのSCSIカード用ドライバである「ASPI×××.sys」という5つのファイルを削除してください。BTCDROM.SYS・BTDOSM.SYS・FLASHPT.SYSという3つのファイルも、Mylex/BusLogicのSCSIカードに使われるカードなので削除して構いません。SCSIのCD-ROMをしようしているならば、先ほどのメーカーに合わせて必要のないファイルを削除してください。なおその場合は、ATAPI用のOAKCDROM.SYSも削除して構いません。2枚目に入っている内容はEBD.CAB・AUTOEXEC.BAT・EBD.SYSの3つです。AUTOEXEC.BATは1枚目にもはいっているので実際必要はありません。EBD.SYSも中身は入っていないので、必要ありません。つまり、EBD.CABのみをコピーすればいいわけです。最後にCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATという2つのファイルを書き換える必要があります。CONFIG.SYSはドライバを読み込むファイルですが、ディスク1から削除したドライバファイルの記述をここから削ります。次にCONFIG.SYSの[CD]という項目にある「device=ドライファイル名」という記述で削除したファイルに関する行を削除します。次に起動直後に実行するファイルなどを記憶しておくAUTOEXEC.BATも書き換えます。

:ERROR
IF EXIST ebd.cab GOTO EXT
echo Windows 98起動ディスク2を挿入してください。
echo.
pause
GOTO ERROR

上記を削除すればディスク2の挿入は求められなくなります。


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