a-Column

【W2KServer】構築時の設定

☆パフォーマンスの向上

###L2キャッシュの設定

スタート」→「ファイル名を指定して実行」から 「regedit」を実行。
左側の窓で HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Control → Session Manager を開きます→ Memory Management をクリック。
右側の窓に在る「SecondLevelDataCache」を左クリックして修正を選び10進数で512を入力。

レジストリの変更は再起動後に反映されます。
------------------------------------------------------------

###メモリ(カーネルのスワップアウト禁止)

カーネルを常にメモリー上に置けば動作が速くなります。(512M以上)

「スタート」→「ファイル名を指定して実行」から 「regedit」を実行。
左側の窓で HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Control → Session Manager を開きます→ Memory Management をクリック。
右側の窓に在る「DisablePagingExecutive」を左クリックして修正を選び10進数で「1」を入力
「0」の場合、カーネルの一部を仮想目メモリにスワップアウトします

レジストリの変更は再起動後に反映されます。

------------------------------------------------------------

###メモリ(ファイルシステム用のキャッシュサイズの最適化)

ファイルシステム用のキャッシュサイズを増やすとハードディスクへの無駄なアクセスを減らせます。

「スタート」→「ファイル名を指定して実行」から 「regedit」を実行。
左側の窓で HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Control → Session Manager を開きます→ Memory Management をクリック。
右側の窓に在る「loPageLockLimit」を左クリックして修正を選び10進数で搭載メモリー256MBで49152、512MBで98304、768MBで163840を入力します。

無い場合は新たに作成します。
「編集」→「新規」→「DWORD値」をクリックし、、値の名前を「loPageLockLimit」として作成します。

レジストリの変更は再起動後に反映されます。

ファイルシステムとは、ハードディスクのどこに何のファイルがあるのか、その情報を記録するシステムです。ファイルシステムを読み込んだ後にファイルシステムの情報をもとにハードディスクへの書込み、読み出しが行われます、キャッシュサイズを増やす事によりハードディスクへのアクセスを減らせます。

------------------------------------------------------------

###ショートカット

「〜へのショートカット」を付けないショートカットを作成する時に、「〜へのショートカット」という名前になりますが、レジストリを追加作成する事により表示させなく出来ます。

「スタート」→「ファイル名を指定して実行」から 「regedit」を実行。
左側の窓で HKEY_CURRENT_USER → Software → Microsoft → Windows → CurrentVersion を開き「Explore」をクリックします。
「編集」→「新規」→「バイナリ」をクリックし、「link」という名前のバイナリ値を作成 → 作成した「link」 をダブルクリックし、00 00 00 00 に設定します。

レジストリの変更は再起動後に反映されます。

注1・ショートカットを作成した直後に、このレジストリを変更しようとしても失敗します。
注2・Windows XP の場合、link には初期値として 15 00 00 00 が記録されています。

-----------------------------------------------------------

###ディスクパフォーマンスカウンタを停止する

ディスクパフォーマンスカウンターが有効化されていると、ある程度のパフォーマンスオーバーヘッドが発生する。

コマンドラインから

C:\> diskperf -N
とすると、ディスクパフォーマンスカウンタを停止させることができる。

------------------------------------------------------------

###フォルダの最終アクセス日時の書き換えをやめる

フォルダを開くたびに、そのフォルダの最終アクセス日時を変更するのはずいぶんとオーバーヘッドになる。これをやめるには、レジストリエディタから、[HKEY_LOCAL_MACHINE]->[SYSTEM]->[CurrentControlSet]->[Control]->[FileSystem] を開き、NtfsDisableLastAccessUpdate という値 (DWORD) を作って、1 に設定する。

------------------------------------------------------------

###メニュー表示を速く

スタートメニューや右クリックメニュー、アプリケーションのメニューバーは次のサブメニューが開くまで少しの間があります。
この間を無くしてしまいましょう。

[スタート]−[ファイル名を指定して実行]で regedit と入力し[OK]を押し、レジストリエディタを起動します。
HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktopキーを開きます。

画面右に MenuShowDelay がある場合は、MenuShowDelay を選び右クリックし、[修正]を押し、[値のデータ]に 0〜65535の数値を入力し[OK]を押します。

画面右に MenuShowDelay が無い場合は、画面右で右クリックし、[新規]−[文字列値]を選択、名前を MenuShowDelay とし、 [値のデータ]に0〜65535の数値を入れ、[OK]を押します。


メニューが開く速度は 0 が最も速く、大きくすると間が大きくなります。
範囲は0から65535です。65535にすると、遅延時間は約66秒です。
PCを再起動後に設定が反映されます

------------------------------------------------------------

###デフォルト共有の無効

Windows 2000ではデフォルトでいくつかの共有を自動的に設定します。これらは「管理共有」と呼ばれ、各物理パーティション(C$、D$等)およびシステムディレクトリ(ADMIN$)について作成されます。これら管理共有は主としてシステム管理のために利用され、管理共有に対するアクセスはAdministratorsやBackup Operatorsといった限られたユーザーにのみ許可されます。そのためこれら管理共有を通して不正にディスクをリモートアクセスされる危険性は少ないと考えられますが、管理共有を削除することによってより高度なセキュリティを実現することが可能です。

「レジストリエディタ」を起動し、次のレジストリキー値を作成または設定した後、リブートします。

Key HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanManServer\Parameters

Name AutoShareServer(Windows 2000 Serverの場合)
AutoShareWks(Windows 2000 Profesionalの場合)

Type REG_DWORD

Value 0

管理共有を無効にする場合は、値に「0」を設定します

------------------------------------------------------------

☆セキュリティ設定

-URLScanのインストール

必須条件:IISでWWWを動作させる。

URLSCANをインストールすると、下記のフォルダに設定情報
とプログラムがコピーされる。

c:\WINNT\system32\inetsrv\urlscan

Last Update : 2005年05月30日 (月) 03:25